第7章 Incident
「お前ら!外で東卍のメンバー待ってるから伝えに行くぞ!」
「あっ!はい!」
三ツ谷くんにそう言われて俺は走り出そうとする
「オレは、みんなには会えねぇ……」
「ペーやんくん…」
ペーやんくんはその場から動こうとしなかった
そうだ、刺したのはキヨマサでも、元々はペーやんがドラケンくんを嵌めたんだ
「ペーやん
オマエがパーちん思ってやっちまったって事はみんなわかってくれるよ」
「…三ツ谷」
「でもな!ペーやん
1番パーちんのこと考えてたのはドラケンだからんな!」
「え」
「ドラケンはあれから毎日パーちんの両親と面会行ってんだ。
親族しか会えねえのに毎日差し入れ持って、面会中は一人で外でずーっと待ってさ。
そんなドラケンをオマエはハメたんだ!」
「ドラケン…」
ドラケンくん…そんなことまでしてたなんて、、、
「ちゃんと謝れよ。
ドラケンにもパーちんにもみんなにも…」
「……うん…」
「おかえり、ペーやん」
ペーやんくんは涙を浮かべながら頷いていた