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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第7章 Incident


『っ!』

「心肺停止!」

「ドラケンくん!?」

『心マ開始!除細動準備しといて
アドレナリンも!』

「は?」

『いいから!』

「アドレナリンなんて救急車にはありません!」

『はぁ!?
…っ、そうか、』













ここはアメリカでもなけりゃ12年後でも、ましてやいつも使ってるバッグもドクターカーでもない

私の知る医療とは根本が違うんだ













『馬鹿!何勝手に喋って勝手に寝てんだよ!!
エマにちゃんと言うんだろ!!
このまま死んだら許さない!エマ泣くわよ!!エマ泣かせる奴にはあげられないって言ったわよね!!!』

「伊織さん…」

『けんちゃん!!帰ってきて!!
万次郎と、話したでしょ!けんちゃんいなかったら!!私たちダメになるって!!!』


「チェックします!」












一旦手を止めてモニターを見る

あの波形は…












『心室細動!100でチャージして!』

「チャージできました!ショックします!!離れて!!!」












ドン!












ピー




「…戻りません!」







『けんちゃん!けんちゃん!!
なんで!早く、帰ってこないと!!!
帰って来なかったら殺すから!!許さないから!!』

「ドラケンくん!!」



「病院着きました!!」

「心マ代わります!」

『いい!早く先に運んで!!」

「ですが…」

『早く!!』












やばい

こんなに長く心マしたことない


手がおかしい

息も詰まりそう、












『っは!はぁ!ハッ、!
けんちゃん!!けんちゃん!!!』












なんでよ…!なんで!!




『帰ってきてよ…!!!』
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