第7章 Incident
「キヨマサ君、決着着いてなかったよな?」
「あぁ?」
「喧嘩賭博のタイマン勝負の決着」
あの時の…
タイマン張ってたんだ、、、
「何言っちゃってんだテメー
どう見てもテメェの負けだろ!」
「負けてねぇよ」
「へー
なら、俺はタケミっちに1億円!!」
「え?」
「くだらねぇけど…乗ってやるよ」
1億円…?
っあ!喧嘩賭博って、そういうこと、、、
「ヒナも!タケミチくんに1億円!!」
「ウチも!!」
『じゃあ私も
…タケミっち、今度はちゃんと勝ってよ』
「!みんな…!!」
タケミっちは驚いたように私たちの方を振り返る
「はん!
コイツら切羽詰まってどうかしちまったんじゃねぇの?」
「「「ギャハハハハ!」」」
「してねぇよ」
「あ?」
「タケミっちが勝つ!」
『…』
「「…」」
けんちゃんがそう言い切ると、私たちも覚悟を決める
タケミっちはひとつ頷いてキヨマサ目掛けて拳を振り上げた
「勝負だ!キヨマサ!!!」
ザクッ!!!
「え?」