第7章 Incident

「…俺を違うとこ呼び出してケンチンを襲う。
ぺー！こんなのはお前のやり方じゃねぇ」

「うるせぇ！俺はただパーちんを！！」

「誰にそそのかされた？」

「っ！」






『けんちゃん、ちょっと頭診せて』

「お前…！なんで来たんだ！！」

『いいから』

「よくねぇだろ！」

『はぁ…エマのためよ。
乱闘になったらエマは誰が守るの。』











右側頭部から殴打

血の量とかは頭だから多いけど、、、傷口そのものは大丈夫

ただ、ふらついてたところを見ると安静にしてなきゃ…













「へー意外
マイキーって頭もキレるんだ
それともそこの女？」

『！』

「！」

「「！！」」

「ダリィ」












…誰？

見たことない

いや、違う



確か随分前にノートを見た時、書いてあった

長身の男、何かきな臭いって…コイツのことか…！












「…誰？」

「俺が誰とかどうでもいいけど、一応今"仮"でメビウス仕切ってる。
半間だ」













半間…












「お前が裏でネチネチしてるキモ男？」

「面倒くせぇなマイキーちゃ






ドッ！！








『！』

「「！」」












「マイキーの蹴りを止めた！？」

「そんなに急ぐなよマイキー
オレの目的は"東卍潰し"
カッタリイから内部抗争っしょ
でもまぁ、結果オーライかな」












ゾロゾロと周りから白い特攻服の奴らが群がってくる

…メビウスの残党か



こんなに居たならもう少し動向を追っておくべきだった















「これでこの手で”無敵のマイキー”を……ぶっ殺せるからな！！
メビウス！総勢100人！！！
東卍4人相手だ！前みてぇにヒヨんじゃねぇぞ？テメェら！！」

「「「ウッス」」」

「マイキーもドラケンもみんな纏めて皆殺しだぁ♡」














半間はそう言って気持ち悪く笑う

…まだ来ないのか、東卍は！！