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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第7章 Incident


「…」

『…』

「…それでも、連れては行けない。」

『っ!万次郎!!』











ぷるぷるぷる、ぷるぷるぷる











『…あ、、、エマだ…』

「っ!おま!手ェ離すなって言ったろ!!」

『もしも「伊織!助けて!!」


『エマ!?』

「ドラケンが…!!
ドラケンが殴られて、、、いっぱい敵がいて…!
どうしよう!!」

『…場所は!?』

「場所…神社の裏の、、駐車場!」

『わかった。すぐにたかちゃん向かわせる。
私も万次郎もすぐに行くから』

「わっ、、わか、わかった」

『ごめんね、エマ。
怖いけど大丈夫!ちょっとだけ我慢、できる?』

「っ、うんっ」

『よし!じゃあ後でね!』











『万次郎、やっぱり狙いはけんちゃんだった。
今けんちゃん一人で戦ってる。』

「っ!」

『裏の駐車場!急いで!!』

「わかった!」












私はまた片手でケータイを操作して、再びたかちゃんに電話する












『たかちゃん今どこ!!』

「今やっとタケミっちと合流して…」

『じゃあ神社にはいるのね!?』

「お、おう、」

『裏の駐車場!もうすでに始まってる!!
けんちゃん1人だから急いで!』

「っ!わかった!!」













『…たかちゃん向かわせたからもう少しは待つはず。
でもまだ足らない。』

「…やっぱり下ろすぞ
尚更連れて行けねえ」

『それはダメ
万次郎、向こうにはエマがいるのよ?』

「!」

『だから行かないと、
万次郎達が喧嘩してる間、私がエマを守るから。
私がエマを安全なところへ連れていくから。
…私が行かなかったら、誰もエマを守れないでしょう?』

「…」














両手で万次郎の腰に捕まる力を強める

万次郎は私の手に触れると、強く握った












「…約束しろ。
エマを連れたらすぐに離れるって」

『…わかった。
約束する。』

「なら掴まれ。また飛ばす。
…二度と手ェ離すなよ!」

『うん!』















私と万次郎を乗せたバブは雨の中、最速で神社へと走り抜けた
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