第7章 Incident
カワイイ…
ヒナが、可愛すぎる
「ねぇ、エマちゃん達行っちゃったよ、」
「うん!
俺らも行こ!」
内部抗争も止めた
もうドラケンくんが死ぬ事はない
これは俺のご褒美だ!
「頑張れエマちゃん!」
「え?」
「ヒナ、エマちゃん応援してるの。
だって全然振り向いてくれないんだよ?ドラケンくん
エマちゃんカワイイのに!」
「エマちゃんといつの間にそんな仲良くなったの?」
「相談乗ったり、伊織さんの話ししてるうちに」
「伊織さんの?」
「うん!
私たち伊織さんのこと尊敬してるんだ〜
綺麗でカッコよくて、頭も良くて、、、あんな風になりたい。」
「へぇ」
「エマちゃんはお姉ちゃんみたいな存在だって言ってた。
伊織さんの言う事だけにはどんなことでも絶対に逆らえないんだって。
それにこの浴衣もね、伊織さんが選んでくれたの。
東卍のことで大変なのに、こうやって私たちにも付き合ってくれる。本当に優しい人。」
そう言ってヒナは目を細める
伊織さんが選んだのか…2人ともすごく似合ってるしマジでカワイイ
ありがとう!伊織さん!!!
「あ、でもタケミチくんがエマちゃんとあんなことしたのは許してねーぞ」
「うっ」
「エマちゃんの気持ちはわかったけどタケミチくんは許さない」
「いやっ!でもあれは」
「浮気者」
「違うんだよ!!」
あの日のことは本当に俺は悪くないんだ!
タイムリープした瞬間がアレで…
と、ヒナが前方に何かを見つけた
「あれやろうよ!」
「え?射的?」
「特賞当てたら許してあげる」
!!
「言ったね?
ヒナ、許す準備しとけよ?」
俺は3発500円というぼったくりもいいとこの射的に全力をかけて引き金に指をかけた
俺の頭の中の思考はただ一つ
この時は未来とかドラケンとか何も考えずにただ集中して思った
許されてぇ!!!