• テキストサイズ

ONE MORE CHANCE【東リべ】

第6章 Infighting


エマもヒナちゃんも2人を誘えて嬉しそうに話に花を咲かせている


向こうでは唯一彼女がいるタケミっちをみんなが団子になっていじってる





…こんなに平和なの、久々













「…伊織、俺らがお前を避けてたのはこの前言った通り、パーの件隠してて、どんなツラ下げて会えばいいのかわかんなかったんだ。
少なくとも、この状況で俺たちに会いにくるってことはお前は俺らのためにやってること。
なのに俺たちはそんなお前を裏切るようなことをやった。
…だから、どうしても会えなかった。」

「…避けてて傷つくのはわかってたのに、俺たち逃げてた。
本当タケミっちの言う通りだよ。
なんも周りのこと考えれてねー
ごめんな、俺らこんなガキで。」

『…もういいって…どうしたの?』











2人が避けていた理由は知ってたし、パーちゃんの件の秘密は何があっても私には言えないってのも分かってる

だから気になるけど聞かないようにして、この事件の全てが終わるまでは胸の奥にしまっておこうと決めた


たかちゃんに頭まで下げて頼まれたあの日から












「…まあ、とにかく聞け。
…本題はこっからだ。」

「あの日…パーちんが捕まった日、伊織は俺たちの話聞いてたんだろ?
その…女だからとか、戦えないから、とか、、、その辺り」

『っ、うん…』











そうだ…

いくら今は抑えようとしてても、そう言われた事実は消えない

…そのことが私に話せない理由の一端であることは間違いないんだ













「…あれは、伊織のそういう部分を下に見て言ってたわけじゃ断じてない。
それに、、やっぱり関係ないと言えば嘘になる。
だが、、、こんな言葉使いたくはねえが…お前のためなんだ……だから、すまない。」

「…本当に謝ることしか俺らにはできないけど、、、どうしても、伊織がそういう部分に対して負い目を感じ続けて欲しくなかったんだ。
ケンチンの言う通り、伊織のためとか勝手な言い方してゴメン。
でも、俺たち伊織みたく頭良くないからさ、俺たちの中での最善がコレなんだ…」

『…2人とも、、、』











私よりも苦しそうな顔

…決めた

私は…
/ 848ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp