第6章 Infighting
『…たかちゃんもね、似たようなこと言ってた。
それと、、、パーちゃんも最後捕まる直前に言ってたの。
「お前はちゃんと東卍の一員だ」って
「それは何があろうと絶対に変わらねえから」って
…だから、私はもう何も言わない。
圭くんにたかちゃんやパーちゃん、けんちゃん、そして万次郎。
私が1番大好きなみんなが口揃えてそう言うんだもん。
そんなの、信じられないわけない。』
「伊織…」
「伊織」
『…パーちゃんがさ、帰ってきたらみんなで笑顔でおかえりって言えるような私たちでいたいね。』
「そうだな」
「きっとそれが1番良い」
私たちはオレンジに輝く光を浴びながら、ただそれを静かに眺めていた
私はみんなにあんな顔して欲しいんじゃない
みんながあんな顔するなら、別に知らなくてもいいんじゃないか
それも、彼らを信じるってことじゃないのか
そう思うと胸が驚くほど軽くなってスッキリした