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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第6章 Infighting


「あ〜エマ、心配かけて悪かったな」

「ゴメン…」

「もう…2人とも嫌い!
めちゃくちゃ心配したし!怖かったし…!!」

「…」

「…嫌い、、、」













優しい眼差しでエマを見つめる万次郎と嫌いと言うパワーワードにやられたけんちゃん

でも、それだけ心配してたんだ

無理もない












「…もうこうやって3人が並んでるとこ見れないかと思った…」

『…うん。
そうね。』

「…本当によかった」













エマの綺麗なブロンドの髪を優しく撫でる

少しそうしていると段々落ち着いたのか、顔を上げた













『エマ目真っ赤』

「だって…」

「あー…エマ、あの、さ、」












後ろを振り返ると、けんちゃんが頭の後ろを掻きながら言いづらそうに彼女に話しかける

エマは泣いてしまった顔を隠すように少しだけ彼から視線を外している













「…本当に、悪かった
だからその…嫌いは勘弁してくれねえか…?
なんでもするから、さ」

「…なんでも?」

「ああ」

『いいじゃん、エマ
なんでもふっかけてやんなよ。』

「いいね!俺ならケンチンの恥ずかしい話暴露させる!」

「マイキー黙れ」

『万次郎?
万次郎もエマの言うこと一個は絶対何か聞くのよ?』

「え"!俺も!?」

『当たり前じゃない。2人で心配かけたんだから』












私がそう言うと、焦ったようにぶつぶつと何かを呟く万次郎

もう、けんちゃん少しは見習いなよ

けんちゃんはエマを正面から見つめて全く逃げようとしない














「じ、じゃあ、、ドラケン、今度のお祭り、一緒行きたい…」

「あ?祭り?」

「うん。武蔵祭り。
その…抗争も終わったし、行けるかなって思ったんだけど…」

「ん、いいぞ」

「!本当!?」

「ああ。
なんでも言うこと聞くって約束だしな」












その言葉を聞くと、エマは私に一気に視線を向け、本当に嬉しそうに目を輝かせる

私はひとつ頷くと、万次郎が口を開いた













「エマ、おれは?」

「マイキーは朝もう少し自力で起きること!
毎朝毎朝…本当に大変なんだから!」

「えー!」

「えーじゃない!!」

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