• テキストサイズ

ONE MORE CHANCE【東リべ】

第6章 Infighting


ぷるぷるぷる


『はぁ…落ち着いたかと思えば、、、またなんかあったのかな…』

「あー…」

「…ゴメン」










この数日間何度も何度も聞いたコール音

大抵私のケータイが鳴る時にいいことなんてない













『はい。』

「あ!伊織?タケミっち知らない?」

『え?エマ???』

「!?」












たかちゃん辺りの着信を予想してたから思わずそんな声が漏れる

横で大きく肩を震わせたけんちゃんはそっぽ向いてるフリして聞き耳立ててる













「今ヒナといるんだけどさ、タケミっちの家行っても居なくて…
なんか玄関先すごい散らかってるし…
伊織なんか知らないかなって」

『タケミっちならそこからちょっと行った公園にいるよ。
私もなんならそこいるし。』

「お!マジ?
じゃあ行く〜!あ、タケミっちどっか行かないように見張ってて!」

『了解』












エマとヒナちゃん仲良くなれたみたいで良かった

こんなチームが身近にいるんじゃ中々友達もできにくいからね














「…なんでエマがタケミっちの場所聞くんだよ」

『さあ…けんちゃん嫌われたんじゃない?』

「…お前やっぱり怒ってるだろ」

『別に』

「…なあ、教えろよ」

『知らない』













別にもう怒ってないけど面白いからこのままにしておこう

…2人がこうやって仲良くしてるの見たら、エマ喜ぶだろうな、、、













「あ!いた!!タケミチくん!」

「え!?ヒナ!!?」


「伊織!…と、え………?」

『エマ!』

「…ようエマ」

「エマ〜」

「え?どう言うこと?え???」

『アハハ!』

「仲直りしたの!?あんなに喧嘩してたのに!!?」

「そうだっけ?」

「知らね」

「あんなに心配したのに!!!」














そう言いながら半泣きで私に抱きついてくるエマ

嬉し涙は中々止まらなくて、私の服を少しずつ色濃くしていく





と、ふざけてた2人がこちらに寄ってきた
/ 848ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp