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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第5章 Cause


「ここです!」

『ありがとう』











ボロボロの壁に空いた穴から中を覗くと、そこには4人の影

タケミっちの言う通り、万次郎とけんちゃん、パーちゃんとペーくんだ










『…少し静かにしててね?』

「はい」











もしかしたら、私の早とちりだったかもしれない。

その可能性もゼロじゃないから、一旦4人の話を聞く












「で…どう攻めるよ
メビウス」

『っ!』












いつもは私も一緒に考える内容

それが聞こえてショックが隠せない











「伊織にゃ黙っとくつもりだろ?」

「ああ
今回の件、いつものようにアイツには任せねえ」

「耳に入れない方がいいことだもんな」

「…?
それってどういうことスか?」

「ペー、お前は知らなくていいんだよ」

「ッス」












私には言わないって、何?

そんなこと、今までなかったじゃない












「…アイツは、戦えねえからな
それに何より、女だ」

「今回のことはついていけねえよ
お前もそれでいいな?パー」

「勿論だ
伊織のことならいくら馬鹿な俺だってわかってる」











『は?』











戦えないから?

女だから?



そんな理由で私に隠れてコソコソやってたの?











「!伊織さん…!!」

「あ?」

「!?伊織…なんでここに、、」






『ねえ、今の話、どういうこと?』


















タケミっちの制止が聞こえていたにも関わらず、そう思う頃には身体と口が勝手に動いていた



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