第14章 【第十三訓】ベルトコンベアに挟まれた工場長の話
沖田の横まで近藤を連れて行くと、○○は戻って縁側に座った。
横には銀時が寝転がっており、その横に土方が座っている。
二人は料金について言い合っていた。
「まだ金額決まらないの?」
○○はペンを手にしている。
「依頼料は仕方ねーが、それ以上は払う気はねェ」
「ふざけんな。俺が解決したんだ。成功報酬込みできっちり払ってもらうぜ」
双方、解決したのは自分だと言って譲らない。
「解決したのは新八君でしょ」
蚊取り線香の香りのために女が逃げたことに気づいた新八は、魘されている隊士達に共通点を見つけた。
皆、蚊に刺されたような痕があった。
女が幽霊ではないことを突き止め、捜していた四人は、庭に立ち尽くしている銀時を発見した。
その足元には頭を押さえて座っていた土方と、気を失ってのびていた女。
「そりゃ、結果論だ。一連の流れを見てみろ。どう考えても、俺の功績だ」
土方は譲らない。
「そうだね。一連の流れ見てみなきゃね。二人ともただの臆病者だったね。大の大人が。ププッ」
○○は口元を押さえて失笑する。