第11章 【第十訓】怪盗ふんどし仮面の話
「おかえり」
銀時と神楽が帰った時、○○は出かける所だった。
「なんだ、出かけんのか」
「うん。バイト」
「あ? バイト?」
彼らが宇宙に行っている間に、○○は茶屋での仕事を見つけた。
銀時、神楽、新八は神楽が福引で当てた宇宙の旅に行っていた。
神楽は万事屋在住トリオで行く気だったが、宇宙などまさに夜の中。
身に起こる謎が解明されていない今、不安を消せない○○は断った。
「安定的な収入がないと、また家賃滞納するでしょ」
短時間勤務が可能なので、万事屋と掛け持ちが出来る。
「行って来ます」
扉を出る○○の背を見送った銀時は顎を擦りながら呟いた。
「なかなか使えるじゃねーか」
確実に今までより稼ぎが増える。
居候自体は未だ認めていないが、過去を聞き出そうとしなくなったため、気苦労はなくなった。
「ムダに食費ばっかかかる奴より、よっぽど生産的だな」
ブーツを脱ぐため、銀時は屈んだ。
「誰のことアルかァァァ!」
その頭に踵が落とされた。