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~月夜の紅~ 銀魂原作沿い小説

第55章 【第五十四訓】会っても互いを知ることは難しい話


(何してんだァァ!! あのドSはァァ!!)

 アルバイトを早退した○○はデート中の沖田とうららを尾行する。
 沖田は鎖を握り、その先はうららの首輪に繋がっている。
 ○○が電信柱の陰から見守っていると、

「うららちゃーん!」

 新八が飛び出して、うららに蹴りを食らった。
 銀時に聞いていた作戦は、沖田がうららを手籠めにしようとした所を新八が助けるというものだ。
 どう見ても勝手が違う。

(あっちはあっちで何してんだ!?)

 銀時は倒れた女性の背中を足で踏みつけ、何事かを叫んでいる。

「ごめんなさい!」

 やがて、女性が走り去る。
 新八は女性を追って走って行った。

「銀さん!!」

 ○○は電信柱の陰から飛び出し、銀時の元へと駆け寄った。

「○○!? お前、バイトどうした」
「そんなことより、何がどうなってんのコレ。特にコレ」

 ○○は鎖を指さす。

「いいペットだろ」
「ペットじゃねェェェ!!」
「話は後だ。姉ちゃんを追うぞ」
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