第32章 【第三十一訓】ミイラ捕りがミイラになった話
「『マリリンのことかァァァ!! プリーザぁぁ!!』」
○○は神楽の手元を覗き読む。
ジャンプを取り上げられ、神楽による朗読会となっている。
「貸せ、もう自分で読むから」
全く内容が浮かばない神楽の朗読に銀時は嫌気がさす。
神楽は聞き入れずに朗読を続ける。
「『あはん、真中殿、電気を消してくだされ』」
「いい! もういいって!」
銀時は上体を起こし、手を伸ばした。
情操教育には悪影響な、お色気満載の漫画を朗読し始めたため。
「何、勝手に動いとんじゃあああ!!」
突然襖が破られ、長刀を持った妙が乱入。
銀時の股のすぐ近くに刃はぶっ刺され、床を貫く。
○○は神楽の手から離されたジャンプをもらい受け、淡々と読み続けた。
妙は長刀以外にも兵器を持参していた。
卵がゆという、本来は生きるために食すもの。
「アレ? もしかして、今日は○○ちゃん、作ってないの……?」
「うん。お妙さんが作ってくれるっていうから」
○○はジャンプから目を離さずに答えた。