第32章 【第三十一訓】ミイラ捕りがミイラになった話
銀時は青くなり、額から大量の汗を流している。
妙が背後を向いた隙を突き、銀時は布団から跳ね起きた。
「あっ!」
「銀さん!」
神楽と○○の上げた声に素早く反応した妙は、長刀を振った。
銀時が外に逃げたため、妙と神楽も追って出る。
○○はジャンプを読み続けている。
「○○さん、いいんですか。銀さん、殺されますよ」
隣の部屋で新八は本を読んでいる。
銀時の危機に出て行かない○○を見るなど珍しい。
「ジャンプはね、表紙を捲ったら最後の目次ページまで、やめられない止まらないんだよ」
あの傷で生きてるんだから、あれくらいで死にゃーしないさと楽観的。
それに、しばらく夜の中には出たくない。
*
○○の知らぬ所で、山崎は散々な目に遭っていた。
結局、攘夷活動云々の情報は何一つ得られなかった。
それでも、確信はないけどそう思えた。
――攘夷活動とか旦那はしてないと思います