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~月夜の紅~ 銀魂原作沿い小説

第22章 【第二十一訓】百万編の詩より一吠えのワン🐾の話


「うわァァァァァ!!」

 定春は新八に突進した。

「新八ィィィ!!」
「新八君!!」

 新八の悲鳴と、神楽と○○の声が響き渡る。
 寸での所で止めに入った銀時が、木刀で定春の爪を防いだ。
 そのまま木刀を振り上げる。だが、下ろされはしなかった。
 定春の手に叩かれ、銀時の体は飛ばされた。



「狛神?」

 大江戸ドームへと逃げながら、○○は話を聞いた。
 定春は宇宙生物で、江戸最大の龍穴である『黄龍門』を守っていた狛神だった。
 かつて巫女姉妹・阿音と百音は共に龍穴を守っていたが、天人の来襲により生活が一変。
 捨てられた定春を神楽が拾い今に至る。

「で、どうすればいいの、それでェェ!」

 理由はわかっても、定春を止める方法は何一つわからない。

「私に考えがあるの」

 験力を込めた球の内部に定春を閉じ込めれば、覚醒が解けるかもしれない。
 定春を真ん中に据えなくては、その作戦は成り立たない。
 無茶だと新八は弱音を吐く。やるしかないと神楽。

「定春を助ける方法がそれしかないなら」

 ○○も定春を救いたい。無謀を承知でやるしかない。
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