• テキストサイズ

~月夜の紅~ 銀魂原作沿い小説

第19章 【第十八訓】細かく数えなきゃ煩悩って108もなさそうな話


「夜に外出て何ともねーのか」

 眉間に皺を寄せて○○に目を向けた。
 やはり、銀時は気づいていたのだ。

「今日は平気だよ」

 ○○は夜空を見上げた。

「今日は、空が暗いから」
「あ?」

 月が出ていなければきっと大丈夫だと、○○は自分の考えを伝えた。

「絶対じゃねーだろ」
「それはまァ、そうだけど」
「なら、本当に月が出てなけりゃ大丈夫なんて言えねーだろ」

 ○○は口籠る。
 これまでの状況からそう思っただけで、確信はない。
 銀時はガシガシと頭を掻いた。

「どうしても出かける用があるなら俺に言え。そうじゃなけりゃ、表に出るな」

 いいな、と銀時は念を押し、スクーターをひいて歩き出した。

「うん」

 銀時の隣に並び、○○はその横顔を見上げた。

「銀さん、あけましておめでとう」
「ジャンプが見つかるまでは、めでたくねェ」

 溜め息を漏らす銀時を見上げながら、○○は笑顔を浮かべる。
 年が明けたばかりの暗い夜道を、二人は歩調を合わせて歩いて行く。
/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp