第19章 【第十八訓】細かく数えなきゃ煩悩って108もなさそうな話
薄暗い街頭に照らされて、スクーターをひいた人影が歩いて来る。
その姿を確かめた○○は声を上げた。
「銀さん!」
自分の名前を聞きつけた銀時は、駆け寄って来る○○を見て声を上げた。
「○○!? 何してんだ! こんな時間に出歩くなって言ったろーが!」
周りには新八も神楽も妙も見えない。
「どうしたの! 銀さん!?」
銀時は血に塗れていた。
スクーターに乗らずに歩いていたのは大破していたからだった。
「まさか、また事故!?」
私は誰ですかァァァ! と、○○は叫ぶ。
「うるせー! ○○だ! さっき名前言っただろーが!」
「なんでジャンプ買いに行くとケガするの! ジャンプの霊にでも憑かれてるんじゃないの?」
「変な忍者に因縁つけられて絡まれただけだ。ジャンプに罪はねェ」
「忍者?」
首を傾げながら、○○は気がついた。
ジャンプが見当たらない。
「銀さん、ジャンプは?」
「まだ捜してる途中だ」
どこに行っても売り切れで全然見つからないという。