• テキストサイズ

【名探偵コナン】黒の天使

第109章 カイピリーニャは甘すぎる #3 ※


噛み跡を舐めていた舌が離れ、耳に吐息を感じる。噛まれるかと思ったけど何もせずジンの顔は離れていく。身体に触れる手も相変わらずくすぐったさを覚えるような感じのまま。ジンを見上げるけど、一瞬合った視線はすぐに逸らされた。

正直予想していなかった状況に混乱している。てっきり手酷く抱かれると思ったのに、処女相手のような触れ方をする。だからこそ、この後どんな事が起きるのか怖いし、でも、ちょっとだけ期待してたりもする。

胸の膨らみの境からゆっくりと中心に向かって指が上がってくる。先端に触れる、というところでまた下へおりていく。それを何度も繰り返されれば、さすがに焦れてくる。身体を捩るとジンの手はパッと離れた。

僅かでも気持ちよさを感じる。でも、それをもっと強く感じられる場所に触れてくれない。内腿を這う手も入口近くまで行くくせに触れてくれない。

いっそ自分で触れてしまおうかと腕に力を入れようとしたが、ジンに鋭く睨まれて諦めた。

『っ、あっ?!』

いきなり指がナカに入ってきて身体が跳ねる。変に焦らされたせいで十分濡れていたようだ。イくほどではなかったけど、それでもやっと与えられた快感に身体は喜んでいる。

胸の先端もきゅっと摘まれて背中が軽く浮いた。的確に弱いところを攻められ続ける。

『っあ……えっ……』

あと少しでイく、というところで指の動きが止まった。行き場を失った快感にどうしていいかわからなくなる。

その後も何度も、イきそうになる度に指が止まって身体の内側にどんどん快感が積み重なっていく。自然と涙が出てしまってジンを睨んだ。

『ねぇ……!』

「……」

無言のまま身体を返されて、四つん這いの姿勢にされる。また同じように攻め立てられると、溢れた愛液が太ももに垂れていくのを感じた。

イきたくて仕方ない。腰を動かそうとすればジンに掴まれて動けなくなるし、その間も溜まっていく快感のせいで頭がおかしくなりそうだ。

『イきたい……ねぇ、お願い……』

震える声で訴えると、ナカから指が抜かれる。入れてくれるのかと期待したが、今度は身体にそっと手が触れるだけだ。

『っ……』

耐えられなくて枕に顔を埋めた。腰を突き上げた状態だが、今は恥じらいを感じる余裕はない。何度もイかされるのもキツいけどイかせてもらえないのもかなりツラい。
/ 884ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp