第4章 下手くそ……※
身体がビクンと跳ね、小刻みに震え、心地よい脱力感に包まれる。
『はあ……はあ……』
肩で息をする。何なの……この感覚。
「イケたな……」
そう言ったジンにキスされた。その刺激にも身体が跳ねる。
「濡れすぎ……だな」
指で割れ目をなぞられる。クチュクチュと水音が部屋に響く。
「指、入れるぞ」
入口に当てられた指が1本、まだ開かれたことのない場所にゆっくり入ってくる。濡れすぎているそこは、簡単にその指を飲み込んだ。
「……狭いな」
中の壁を擦られて、身体がビクビク反応する。
『まっ、て……それ、だめっ……』
「ほぐさねえと入らねえだろ……」
出し入れされる指が早くなる。その時、ある一点を指が掠めた。
『ひっ……ああっ!』
「……ここか」
ニヤッと笑ったジンに危機感を覚えた。
『やっ……待っ、あんっ……!』
そこを重点的に責められる。水音は次第に大きくなっていく。
もう、頭がおかしくなるっ……。
「もう1本いけそうだな……」
2本目の指が入ってくる。圧迫感があるのに、気持ちよくて仕方ない。
バラバラに指を動かしながら、中を擦られて、また快感が押し寄せる。
『ああっ……だめっ……!』
「駄目じゃねえだろっ……!」
指がまた追加され、そこを強く圧迫される。すぐそこまで、限界が近づいていた。
「フッ……締めすぎ、イきそうだな?」
外側の敏感な所に親指が触れる。中と外を同時に擦られて強すぎる快感が突き抜ける。
『あっ、あああっ……!』
「イけっ……」
『ひっ……ああっ……!』
ビクンと身体が跳ねる。駆け巡った快感は、先程と違ってなかなか引く気配がない。
クチュと、音を立てて指が抜かれる。私の液に塗れた自身の指を、ジンはゆっくり舐める。それが色っぽくて目が離せない。
脱力感にぼーっとしていると、カチャッと音が聞こえた。ジンが下の服を脱いでいる。その光景に現実に引き戻される。
『まっ、待って、もう無理っ……』
ここまで与えられた快楽にさえ飲まれそうなのに、この先にあるものに耐えられる訳がない。
「馬鹿か」
ジンはそう言って覆いかぶさってくる。
「てめぇだけ気持ちよくなって、それで終わるわけねえだろ」
『でもっ……そんなの入らないっ……』