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【名探偵コナン】黒の天使

第24章 手解き※


ソレの熱が増し、脈打つのも早くなってきた。

『……イきそう?』

手を止めずに聞けば、バーボンは小さく頷く。先端から漏れる液が潤滑剤になって刺激はどんどん強くなってるはず。

ニヤッと笑って手を止めた。バーボンの目が薄く開く。

「……意地悪ですね」

『貴方にはもっと酷くされたけど?』

「悦んでたじゃないですか……結構キツイんですね、これ」

息を切らしながらも思いの外冷静で、面白くない。

『どうする?イキたい?』

「……お好きにどうぞ」

『私がやりたがってるみたいな言い方やめて』

バーボンの顎を指で掬って、目を合わせる。

『言いなさい。貴女がどうなりたいか、何をされたいか……言えたら好きなだけそうしてあげるから』

プライドがあるのか、薬が効いてるのによくもここまで耐えれるものだ。耐性でもついてるのかと疑いたくなるくらい。

先端を指で擦る。軽く、イカない程度に。

「はぁ……っ、貴女は我慢できるんですか?」

『正直キツいけど……この薬の抜き方は知ってるし、どうにでもなるわ』

嘘だ。抜く方法なんて絶頂を何度も迎えないと無理。一度、身をもって経験したからわかる。それにバーボンが気づくかどうかは賭け。

「……イキたいです」

『今回はそれでいいけど、もう少しいろんな誘い方覚えておきなさい』

バーボンにキスをしながら、再度、手を動かす。溶けそうなその顔に自分の下が濡れた気がした。

唇を離して、バーボンのソレを口に咥える。先から漏れる液は止まることを知らず、ビクビクと反応している。もう、イきそうかな……。

「あっ……くち、離してください……」

その言葉は無視して、さらに深く咥え込む。根元を扱く力も強くした。

髪をグシャ、と掴まれる。その瞬間、ブルっとソレが震えて、口の中に先程とはまた違う味が広がる。視線だけ上げると、肩で息をしているバーボンと目が合った。残さないように舐めとって、ソレから口を離す。

「っ、あ……出してください。えっと……」

ティッシュを探すバーボン。普段見ることの無い慌てよう。もっと面白い反応が見たくて、口の中のソレは飲み込んだ。

「え……飲んだ、んですか?」

『ふふっ……ごちそうさま……とお裾分け』

ポカンとした顔のバーボンにキスをする。舌を絡めれば多少、その味が移るはず。しかし、すぐ口が離されて押し倒された。
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