第73章 忍界大戦6
シカク達のお陰で、レンは無事に身元の証明が出来た。
チャクラ…いや、神気も満ち、何とか危機回避が出来てレンは胸を撫で下ろす。
「さて、戻るか。」
シカクの声で皆がぞろぞろと動き出した時、突然空が真昼の様に明るくなった。
「な、何だ!?」
「どうなってるんだ!?」
辺りは騒然となった。
次いで、皆の目が紫になった。
そして、影縛りに遭ったように不自然に止まる。
「輪廻眼…!」
レンは息を呑んだ。
ー何故、輪廻眼が…。
「どうなってるんだ…、これは…。」
「何でみんな動かない…。」
鶴丸と薬研は酷く戸惑い、怯えたような声音で呟いた。