第72章 忍界大戦5
いつもなら、まぁまぁ、と止めに入ってくれる燭台切がいたり、雅じゃないね!と言いながらも諌めてくれる歌仙がいたりするのだが、生憎とここは異世界。薬研の他に誰も鶴丸を止めてくれる人はいない。
「…これ、俺が止めるのか?」
収拾がつかないこの状況に、薬研は思わず遠い目をした。
「…すっごく恥ずかしいと思うのは気のせいでしょうか?」
そう呟くと、レンは身動きが取れない状況で、更に身を縮こませる。
その様子をシカマル達3人は遠巻きに見ていた。
「ありゃ、お互い様だな。」
と、シカマルは面倒そうにし、
「うちのお父さんよりひどいかも…。」
と、いのは苦い顔をし、
「あ〜。確かにいののお父さんに似てるよね。あの過保護っぷり。」
と、チョウジは笑うのであった。