• テキストサイズ

君に届くまで

第70章 忍界大戦4






レン。

その名に反応するように、味方を倒したリヨクがこちらを振り向いた。

目が黒い。
穢土転生である確かな印だった。

だが、それ以外は記憶そのもののリヨクだ。

深い緑の短い髪。

少し釣り上がった目。

すっと通った鼻。

大きめの口元の左側にある黒子。



ー嘘だ…。

 こんなのって…。



リヨクはレンに気づくとゆっくりこちらに近づいて来た。

「お前、レンか…?」

静かな声は、ひどく懐かしい音だった。

「リヨク…だよね…。」

レンはこの後の展開を予想して、少し俯いた。

ーまた、やるのか…?

/ 1263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp