• テキストサイズ

君に届くまで

第67章 忍界大戦1



「いや〜。まさか君、抜け忍になってたとはねぇ。」

レンは暗部で、幾度かカカシとも任務をこなしていて面識が辛うじてある。
忘れられても不思議ではない程年月が経っている筈だが、そこは里の誉。しっかり記憶にあるようだ。

彼は片目を細めてにこやかに言うが、言葉と空気は真逆のように感じられる。

「…態々呼び戻して捕まえようってことですか。」

レンは、そっとクナイホルダーに手を伸ばす。

「いや、まさか。これでも俺達、今めちゃくちゃ忙しくてね…。」

カカシは目線で、レンを制す。

「単刀直入に言おう、レン。
火影命令により第四次忍界大戦への出兵を命じる。」

レンはそれを聞いて、瞠目した。

大戦って…。それも…、

「…第四次忍界大戦…?」

また、戦争…。
レンは唖然とするしかない。

それを聞いたカカシ達は瞠目する。

「…本当に異界にいたみたいだね。」

「大戦開幕を知らないなんて…。」

カカシの呟きに桃色の髪の女が答えた。
/ 1263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp