第66章 おわりのはじまり
食事時、厨にいた面々からも心配されて、大和守に話したようなことを一通り説明する。
「何かあったらちゃんと言ってね。」
「一人で抱え込まないことだよ。」
「僕達が側にいる。」
燭台切、歌仙、小夜も、話を聞いて一様に心配する。
「ありがとうございます。」
いつも通り、淡々と返事を返すレンに、燭台切達は互いに顔を見合わせた。
「「絶対だよ。」」
燭台切と歌仙が念押しし、小夜が大きく頷いた。
「…信用ないんですかね、私。」
微妙な気分で彼等を見返すと彼等は微苦笑を返した。
レンはその日からクナイホルダーを肌身離さず持ち歩くようになる。