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君に届くまで

第65章 演練大会ーその後ー






「「ああぁぁぁぁ〜!!!」」



「……!!??」

寝ていた燭台切は、鶴丸と加州の叫び声に飛び起きた。

「ゔ…。」

レンはその拍子に体を投げ出されるが、起き上がる気力がない。

「ちょっとどういうこと!?何で一緒に寝てるの!?」

「光坊…!レンとそういう仲だったのか…!?」

朝、抱き合うように寝ていた燭台切とレンを見た2人は涙目で燭台切に詰め寄った。

「や、あの、ちょっと待って。落ち着いて…。」

燭台切は、起き抜けの回らない頭で必死で言い訳を考える。


「ふぁ〜…。何の騒ぎだ…?」

薬研が目を擦りながら起き出す。
釣られたように他の面々も次々と起き出した。
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