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君に届くまで

第64章 演練大会ー2日目ー



「じゃあ、私は帰るわ。後は任せて大丈夫よね。」

政府の誰かと談笑をしていた七海は、レンに声をかけた。

「はい。口添えありがとうございました。」

「いいわ、お互い様だもの。」

七海はレンに微苦笑を返す。

「あまり無茶をされないように。そして七海様のご心労を増やさないように。」

長谷部は、ずずいと身を乗り出して強くレンに念押しする。

「…はい。」

げんなり顔のレンに、長谷部はため息をつきつつ苦言を呈す。

「あなたは審神者なんですからね。しっかりしてくださいね。」

じゃあ、と言って七海達は帰っていった。
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