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君に届くまで

第57章 宴




『東京中央病院の外科です。
瀬戸空斗さんのお電話でよろしいですか?』

「はい、そうです。」

ある日の夕方、レンの入院する病院から電話が入った。

『レンさんのことについてですが。
明日、先生の診察がありまして、そこで退院するかどうかの診断が下ります。以前に、診断の立ち合いをご希望されていましたが、合わせてこちらに来られますか?』

「わかりました。大体何時ごろですか?」

『一応、10時から11時を予定しております。他の患者様の状態によりけり変動は出るかと思いますのでご了承ください。』

「わかりました。では、10時にはいるようにしますので。よろしくお願いします。」

『はい。では明日よろしくお願いします。』

そう言って電話は切れた。

入院してから、大体1ヶ月半位が経過した。
意外に早かった、と瀬戸は思う。
だがまぁ、これで漸く肩の荷が下りるというものだ。

「さて、もうひと頑張りしますかね。」

瀬戸は、残りの仕事に取り掛かった。

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