第47章 政府の企み
「でもまぁ、レンの家があるってのはいいことだよな。」
「審神者が、付喪神とは言え男と同じ屋根の下で、しかも同室ってのはさすがにね…。」
厚と加州が少し離れた所で、レンの家が建つことに賛成を示す。
他の刀剣達も、それを聞いて口々によかった、と言い合うが、レンはどうしてもしっくりこない。
その時、また耳鳴りのような音が微かに聞こえてきた。
また小型の機械が近くまで来ているのだろう。
見張られてるとみて間違いない。
「…取り敢えず、出ましょうか。」
彼等を外に促し、さりげなく辺りを見回すも、暗すぎて目的の物を見つけることは出来なかった。