第78章 番外編1
翌朝、いつもの様に広間に集まった刀剣達に、レンは申し送りをしていく。
「今日の第一部隊は骨喰、乱、清光、山姥切、江雪、太鼓鐘でお願いします。行き先は1735年の江戸城だそうです。隊長は骨喰でお願いします。」
「分かった。」
「第二部隊は、安定、太郎さん、次郎さん、日本号、御手杵、小狐丸でお願いします。行き先は750年の東大寺です。隊長は安定でお願いします。
「任せて。」
「以上で申し送りは終わりですが、連絡事項がある人いますか?」
レンがそう言うと、山姥切と鶴丸が揃って手を上げる。
「悪いが、俺と鶴丸は交代で頼む。」
山姥切が言うと、レンは手元の表を書き換えた。
「分かりました。なら、それでお願いします。」
レンは、彼等をざっと見回した。
「他に無い様なのでこれで終わります。解散してください。」
そう言って、レンは大倶利伽羅と共に広間を後にした。