第78章 番外編1
加州達は、早速暇そうに寛いでいる三日月と次郎太刀にお知らせを見せて、今までの事情を話した。
「…というわけなんだよね。ちっともレンを説得出来なくて。」
加州は困り顔で肩を竦めた。
「…ふむ。俺もレンの仮装には興味があるな。」
「へぇ、面白そうじゃないか。レンの違った姿もまた見てみたいもんだねぇ。」
三日月と次郎太刀は興味深そうにパンフレットや仮装衣装やグッズの掲載されているカタログを眺める。
興味を示す二人に、加州達はぱぁっと目を輝かせた。
「だろ!?そこでだ。三日月、レンを説得するのに何かいい手はないか?」
「ふむ…。」
鶴丸の言葉に、三日月は腕を組んで暫し考える。
「…ならば一つ、案があるだが。」
「なになに!?」
乱をはじめ、刀剣達は身を乗り出した。
「それはな…」