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君に届くまで

第76章 おわりのおわり





『レン…。』

『戻って来てくれ…。』


その声に導かれるように、レンはぱっと目が覚めた。

辺りは薄明るく、朝だと分かる。

「…リヨク?」

レンは、近くにいる筈のリヨクの姿が見当たらず呼びかけるが、返事は返ってこなかった。
忽然と姿が消えたようで何やら落ち着かない。

そこで、レンは街に下りてみようと思い立つ。
もしかすると、依頼を取りに行っているのかもしれない。
そう思っての行動だった。

レンは簡単に身支度を整えて、辺りの生活の痕跡を片付けると、森を下りて行った。

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