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君に届くまで

第75章 忍界大戦8




「よぉ、来たか。」

シカマルは鶴丸と薬研に声をかける。
そこには、彼の他にサクラ、いのが待っていた。

「忘れ物は無いわね。」

サクラが2人に確認する。

「大丈夫だ。」

「元々、殆ど手ぶらだったしな。レンと刀があればあとはどうとでもなるさ。」

鶴丸と薬研は笑いながら答える。

「達者で暮らせな。」

「お前達のことは一生忘れない。ありがとう。」

シカクといのいちは鶴丸と薬研の肩を軽く叩いた。

「2人は遺跡には来ないのか?」

薬研が首を傾げながら見上げると、シカクといのいちは少し寂しそうに笑う。

「まぁな。俺達は班編成には入ってないからな。」

「そう言うことだ。」

「そうだったのか…。」

薬研はそれを聞いて少し寂しそうに言った。

シカクといのいちには良くしてもらっていた。
それを思うと、鶴丸と薬研は名残惜しかった。
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