第74章 忍界大戦7
「甘いな!兄ちゃん!忍たるもの毒を見抜けなくてどうする!コレ!」
「木の葉丸!お前、何てことすんだ!死にかけただろ!」
「忍は騙された方が悪いんだろ?」
「なんだとぉ!?」
それを聞いて鶴丸達は遠い目をする。
こんな小さな子供の頃からそんな教育が施されるのか、と若干引いた。
「忍なら正々堂々勝負しろ!」
ナルトは怒りでカンカンになりながら声を荒げるが、それはそれで問題である。
忍は忍んでこそ忍である。
正々堂々は武士の本分では?と鶴丸達も思う。
「忍が正々堂々と戦ったらダメだろ。」
と、案の定、木の葉丸に突っ込まれた。
「なら、あの術で白黒つけてやるってばよ!」
ナルトが怒りに任せて言い放つと、木の葉丸はにっと笑う。
「受け立つぞコレ!オレだってあの術は磨きに磨いたからな!」
それを聞いて、ナルトは鶴丸達を振り向いた。
「今からどっちの術がいいか選んでくれってばよ!」
「え、俺達がか?」
「いや、術の良し悪しなんて知らないぞ?」
鶴丸と薬研は困惑してナルトに返した。
だが、彼は既に聞いていない。
「いくってばよ!」
「おう!」
ナルトと木の葉丸は向かい合い印を組む。
ボボン!
音と共に2人の美女が現れた。
「…なんちゅうハレンチな…。」
それも裸同然の格好で。
悩ましいポーズをとって…。
「「どっちがお好み?」」
ナルト考案、お馴染みのお色気の術だった。