第35章 いつのまにか、その種は芽吹いてた
おまけ①
●先輩
『楽、休みの日は主に何をしているのですか?』
楽「なんだ、珍しいな。あんたが俺達のプライベート気にすんのは。
俺は実家の仕事を手伝ってるぜ」
『御実家…蕎麦屋の?』
楽「よく知ってるな。
ああ。出前なんかはよく行くな」
『出前…。貴方、自分の見た目がどれくらい目立つのか分かってます?こんなキラキラオーラ放った蕎麦屋はいません』
楽「安心しろよ。ちゃんと変装してる。バレた事もねえからな。よく、TRIGGERの八乙女に似てるな。とは言われるが」
『……変装』はぁ
楽「おう。あとは、俺の演技力があれば余裕だな!」
『……』頭痛い
楽「要は、アイドルと蕎麦屋の二重生活って奴だ。なかなか大変なんだぜ?まぁこんな苦労 春人には一生縁の無い事だろうけどな」
『こっちは三重生活なんですけど』ぼそ
楽「??
いま何か言ったか?」
『べつに』
(Lio、春人、エリ。3つも持ってる私は、楽の大先輩だなぁ)