• テキストサイズ

引き金をひいたのは【アイナナ夢】

第31章 こっちを見ろ!!




—————


7
「ねだってるだけじゃ
何も手に入りやしない」

1
「今日も自分の
劣勢を嘆いている」


2
「 “ つまらない ” なんて
つまらない言い訳してんなよ」

5
「くだらない事言ってないで
ほら早く」

4
「マイク持ってステージに走れ!」


6&3
「待ってる時間があるなら」

All
「JUMP!JUMP!」

4&5
「上へ!前へ!
勝ち取れ!」

All
「勝利のフラグメント!」


3
「だからもっと!もっと!」

All
「JUMP!JUMP!」

6
「退屈に食べられちゃう前に」

All
「JUMP!JUMP!」


2&1
「いま 銃弾に乗せて
切り開く」

7
「まだ見ぬ王座は
俺達が頂くぜ!」




—————


目の前が真っ暗になる。なんて、人生にそう何度もあるものではない。
が、私にとっては間違いなく今がその時であった。


「ふぅん。ま、彼ららしいと言えば彼ららしいんじゃない」

「元気があって、楽しそうに歌って踊って…うん!やっぱり見てるだけで、こっちまで元気を貰えるな」

「かなり良いんじゃねぇか、この曲。
おい春人。お前はどう思っ…」


楽が、まず私の異変に気が付いた。そして、彼が不自然に言葉を切ったのを聞いて、他の2人もこちらへ向き直る。

私は、なんとか平静を装ってみせる。震える手をなんとか自力で押さえ付けて、息が上がりそうなのも無理して整えた。

果たして、言っても良いのだろうか。


この、IDOLiSH7が歌い上げたばかりの曲は

自分が 今から披露しようとしていた、TRIGGERの為の楽曲なのだ、と。

/ 2933ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp