第110章 どんな時もそばで
《 突然ではありますが、これから俺達TRIGGERの新曲を披露させていただきます。
この曲は、今そこにいる、Hが俺達の為に用意してくれた楽曲です 》
《 俺達は今この場で、多くは語らない。心を語る代わりに、歌を唄う。それは俺達が、アイドルだからだ。
この歌は、俺達TRIGGERと エリが一緒に歩んで来た道筋をなぞった歌。これを聴いてもらえば、そこにいる彼女がどんな人間なのか伝わると信じてる 》
《 心を込めて、歌います。どうか皆様に、ボクらが彼女と共に歩んで来た時間が、どれくらい素晴らしい物だったか伝わりますように。
TRIGGERで、 Out Sider 》
龍
「止まったままの秒針が
動き出すことはあるのかと
歪んだ憂いの中 膝を突く」
楽
「敗北の階段の先に
光は宿るはずだから
立ち止まる暇なんてない」
all
「勇敢と臆病がぶつかって
削られる度に鋭く尖ったナイフ
持ってどこまで行けるか試せ」
天
「弾かれた者よ
ここに留まれ
夢を空論で
終わらせるな」
楽・龍
「孤独では闘えないと知れ
遊びは終わりだ
不協和音さえも味方に付けて」
all
「ここまで来て引き返すなんて
そんな選択肢は Throw it all away」
天
「生き残れと叫んだ
心の声だけを信じて
Further forward , my men」