• テキストサイズ

引き金をひいたのは【アイナナ夢】

第110章 どんな時もそばで




《 LioのせいでTRIGGERが悪く言われるの許せないマジで 》

《 これだからアイドルはって。言われるわそりゃ 》

《 はいはい。かわいそかわいそ》

《 八乙女プロも落ちたな。こんな作曲家雇うとか 》

《 LioもTRIGGERもオワコン 》


「エリ」

『……』

「平気か?これからどうする」

『あぁ、うん。大丈夫。全然想定内。そりゃそうだよね。私の頭下げてごめんねしたぐらいで、簡単に許してくれるほど世間様は甘くない』


下腹がシクシクと痛んだけれど、まだ折れる訳にはいかない。早く頭を切り替えて、次の段階に移らなければいけない。


「やれるのか?」

『うん。次は、世間からの同情を買う動きにシフトしていく。大丈夫だよ。たくさん練習したしね。可哀想が詰まった、悲劇のヒロインを演じてみせる』


それこそが、一織達から指示された作戦である。
しかし。私の中では、全く違うプランが既に動き始めていた。


『……』
(私は、もう)


TRIGGERとは一緒に居られない。

/ 2933ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp