第10章 脳みそ溶けるかと思ったぐらいなんだから！

※


「は……ちゅ、っ」

『んっ、…！ふ、』


ベットに入ってから、私達の唇はほとんと離れていない。ずっと深い口付けが交わされたままだ。

私のお腹付近には、百の熱くて硬いものがずっと当たっている。先端からはぬるぬるが溢れていて。それがヘソの辺りに塗り付けられていた。

私のあそこも、大変な事になっている。自分で触らなくても分かるくらい濡れている。百に早く触って欲しいと泣いていた。

やがて、私の背中に回されていた手が ゆっくりと体を這うようにして 乳房に移動する。
そして、先端の突起を手の平でコロコロと転がされながら 胸を回すように揉まれる。


『ひぅっ、…あぁ、』


右胸、左胸を揉みしだかれ。乳首を摘まれたり引っ張られたりしている間も ずっとキスは続けられる。

ずっと甘い刺激だけを与えられ続け、体が軽い痛みを求めてしまうくらいに 百に酔いしれる。


「っ、…は、」


もうそろそろ我慢の限界で、私から彼の下半身に手を伸ばそうとした その時。百の手が乳房からするすると下に伸びる。

彼の手は、くるくると円を描きながら。腹部や腰、背中を撫で回す。私はそのもどかしさに耐えられず 懇願する。


『や、…っ、モモっ、…モモぉ、お願い、もう触ってぇ…！』

「っ、エリちゃん、可愛すぎ、！」


彼の右手中指の腹が、私の秘部にあてられる。たったそれだけで、ぴちゃりとした感覚。いかに私の下半身が密に溢れているか分かる。

そのまま指の腹で、陰核を的確に撫でられる。優しく。くりくりと。


『っ、あんっ、ぃぁ！』


それだけの刺激で、身体中に電気が走ったように震える。そんな私の体を、彼は左腕でしっかりと抱き締めてくれている。