第72章 綺麗じゃない愛だって構わない
おまけ
●性教育
龍「夢のような、時間だった…
と、思う…」
『思う!?曖昧ですね!』
「ごめんっ!だって俺、あまりに余裕がなくて…いっぱいいっぱいで必死だったから…記憶が…」
『まぁ、それだけ本能で動いてくれたって事ですか』
「で、本題なんだけど…
俺、その…ひ、 …しなかったよね…」ごにょ
『何ですか?ごにょごにょ言ってないで声張って下さい』
「俺!避妊しなかったよね!?」
『龍!!声っ、抑えて!!』
「謝って済む問題じゃないけど…ごめん!
もし子供が出来たら、絶対に責任は取るから!」
『大丈夫ですよ。出来ませんから』
「どうしてそんなふうに、はっきり言い切れるの?俺に気を遣ってるなら」
『いや…その、なんと言うか…』
(薬飲んでるから。なんて言ったら、龍は怒るかな。いや、悲しむかな…)
「??」
『龍は……オギノ式って知ってます?』
「誰?」
『えー…要は、計算式があってそれを使って安全日を割り出して…』
教授中
「す、凄い!
世の中には、まだ俺の知らない事で満ち満ちてるんだなぁ…」目から鱗
龍之介の、性知識レベルが2上がった!