第72章 綺麗じゃない愛だって構わない
おまけ②
●偶然?
《山小屋での夜から、一週間後》
龍「おはようございます!今日はよろしくお願いします」
百「あっ、龍!おっはー♪こちらこそ、よろしくねん」
千「エリちゃんも、おはよう」
『おはようございます』
龍「なんだか盛り上がってましたね!何の話をしてたんですか?」
百「そうそう!えっとね、先週は凄い展開があったなぁって話!ね。ダーリン♪」
千「そうね。まさか吹雪の影響で、2人して山小屋に泊まる事になるなんて…」
龍「『!?!?』」
百「でもって、ひと欠片のチョコレートをキスして分け合って…」
龍「『!?!?』」
千「1枚しかない毛布に、2人して裸で抱き合って温め合うんだ」
『ちょ、え??何で、それを』
龍「な、なんで、お2人がそれを知ってるんですか!?」
百「なんで知ってるかって…
先週号を、読んだからだよ?」
『??あの、さっきから何の話をしてるんです?』
千「僕とモモがハマってる、少女漫画の話だけど」
龍「あぁ…少女…」
『漫画…』
百「んーー?なんで2人とも、顔が赤いのかにゃぁ?」