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鈴の音が届く距離で2〜王政改革の章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第1章 :プロローグ



#手紙2



12月25日
リヴァイ、誕生日おめでとう!
クリスマスが誕生日なんて、素敵だね。
私も一緒にお祝いしたかったなぁ。
手紙と一緒にプレゼント沢山送ったから、開けてみてね。

今回のお茶はリヴァイの為に、私が新たにブレンドした特別なものなの!
名付けて【リヴァイスペシャル】
気に入ったらまた送るから、感想聞かせてね!


◯月×日
【リヴァイスペシャル】気に入ってくれて良かった!
分かってる…あれはリヴァイスペシャルだから、リヴァイ以外の人には作らないよ。リヴァイ限定品!

プレゼントのメッセージカードも、ビックリしたでしょう?
ハンジから聞いたよ〜また目見開いて固まってたって。
この前ね…ハンジに言われたの。
特別な日には気持ちを伝えるものだって。
誕生日は特別な日でしょ?
リヴァイが生まれて来なければ、私達は出会えなかったからね。

『リヴァイ、生まれて来てくれてありがとう。大好きだよ!』


◯月×日
リヴァイ、聞いて〜!!
ついにお母さんから、郷外へ出る許可を貰えたよ!
体力も大分付いたし、守護獣達の力も安定したからだって〜やった!

暖かくなったら調査兵団に戻るから、もう少し…もう少しだけ待ってて。
話したい事沢山あるし、相談事もあるんだ。

早く会いたいな。
調査兵団のみんなに…リヴァイに!


From.リン




849年終わり

これが少女から届いた、最後の手紙だった…


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