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鈴の音が届く距離で2〜王政改革の章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第3章 :大切な人〜再会と豹変❷


『あれ?もしかしてリヴァイ…私を探してた?』
「あぁ。今から休憩する、茶に付き合え。」
『いいよ。でもその前に聞いて欲しい事があるの。あの2人…リヴァイがペトラを班に選んだ事に、納得出来ないみたい。何で選んだか教えてあげれば?』
「あ"?…めんどくせぇな。」

リヴァイは先程少女と話していた時とは違う表情で、女兵士2人を睨む。
女兵士2人はその視線に、ビクッと身体を震わせた。

『え〜!ん〜〜だったら…私、色気あるよね?ホラッ…ね!』

少女は自分のスカートの前を開き、ショートパンツの足を見せる。

「てめぇ…何のつもりだ?」
『色気あったら、リヴァイ班に入れる?』
「そんな事で入れる訳ねぇだろ!」
『だよね〜。』
「…てめぇは色気より、恥じらいを身に付ける方が先だ!ペトラ!」
(えっ?!)
「隠れてるのは分かってる。出て来い!」
「ハイ!!」

ペトラは壁から飛び出し、リヴァイに敬礼した。

『ペトラ?いつから居たの?』
「あっ…えっと…」

ペトラは気まずそうに視線を逸らす。

「こいつの服装、どうにかしろ!終わったら一緒に俺の部屋へ来い。」
「了解です!」
『ペトラも一緒に、お茶しようね。』

少女は嬉しそうに笑い、ペトラの手を握った。
リヴァイもフッと笑うと【よくやった】と言わんばかりに、少女の頭をポンっと撫でたのだった。



この出来事のおかげで私は、自分に自信を持てるようになった。
これからもこの班で頑張ろうと思った。
そして…陰口や文句も聞かなくなった。
私達が去った後、リヴァイ兵長が何か言って下さったのだろうか?


そして1つ決めた事がある。

リンさんにもし何かあったら、絶対力になろう!
リヴァイ兵長ともずっと仲良しでいて欲しい。
その為に私は何が出来るだろう?
何でもする!
この2人の為なら…。


リンさんは私の、大切な人だから…。


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