第52章 合流
まずはナノハナへと上陸したメリー号。
さっそく問題が生じた。
「ルフィ、もう行っちゃったけど」
本能のままの行動は慎むようにとナミが言った傍から船長が消える。
「もういいほっとけ。見つかっても何とかするだろ」
何とかするかなぁ。
むしろ問題を引っ張って持ってきそうな気がする。
サンジとチョッパー、水琴以外のメンバーは敵に顔が割れているため布を被って町の端まで移動した。
「よし、何とかばれずに来れたな」
「ばれなかったけどすごく怪しまれてたよ」
むしろ隣を歩くのが恥ずかしかった。
「おいビビ。お前この反乱を止める方法があるって言ったよな。具体的にどうするつもりなんだ」
「…反乱軍と国王軍それぞれに会って、真実を伝えるの。まずは、反乱軍のリーダーに会いに行くつもり」
ゾロの問いにビビは方法を説明する。
「反乱軍の本拠地はここから西のオアシス・ユバにあるの。そこに行くためにはきつい砂漠を越えていかないといけない…。本当は、みんなをそんなところに連れて行っていいか、迷ってるの…」
灼熱の砂漠は、何が起きても不思議ではない。
歩き慣れている者ですら、油断すれば即座に死が待っている。