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【ONEPIECE】恵風は海を渡る【エース】

第5章 白ひげクルーとの日常 1日目







 さっきまで和気あいあいとしていた空気が一気に真剣味を帯びる。
 一体どんな罰ゲームが当たるのか分からない辺り結構きつい。


 「さァさァ、書いて書いて。
 言っとくけどあんまりつまらない罰ゲームは無しね」

 ハルタの生き生きとした表情に負けられない…!と全てのクルーの心に火が付く。


 水琴も真剣にカードに目を走らせた。

 ここから先負けるわけにはいかない。断じて!






 「やったー!富豪!」
 「あぁぁぁ大貧民……」



 一戦目、負けたクルーが恐る恐るくじを引く。


 「…顔に落書き?」
 「はーい顔出して」
 「へ、って隊長。それ油性…」
 「あ、俺も俺も」
 「おい、カラーも使おうぜ」
 「やめろお前らー!」
 「ぎゃーーっはっはっは!」



 罰ゲームから外れた皆様、やけにノリノリである。

 後で化粧落としを貸してあげよう。


 
 



  

 二回戦目 腹踊り。

 三回戦目 特製ドリンク一気。

 


 順調に犠牲者を増やしていく恐怖の大富豪は続いていく。


 しかし、とうとうその瞬間が来てしまった。





 「……うそっ?!」

 絶対出されないと思っていた3カードに対しての返し。
 既に上がる気だった水琴のカードは1枚。
 ここぞとばかりにペアで攻めてくるクルーたち。
 切る順番もあり、水琴は初めて大貧民になってしまった。


 「皆さんひどいですよー!」
 「悪いな水琴、勝負の世界では手加減無用だ」
 「うぅ…へんな罰ゲームだったら巻き添えにしてやる…」

 3カードを返してきたクルーを睨み、くじを引く。


 大丈夫。今のところ特別に恐ろしい罰ゲームはない。

 どうかきついのは出ませんように!!






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