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【ONEPIECE】恵風は海を渡る【エース】

第5章 白ひげクルーとの日常 1日目






 「さてさて、何をしようかね」

 テーブルに座りハルタがカードを切っていく。
 
 「あ、じゃあ大富豪はどうですか?」

 こういう時いつもやっていたゲームを提案する。
 すると意外にも全員が首を傾げた。

 「大富豪?」
 「それどんなゲームだ?」
 「あら、知らないんですか皆さん」

 大富豪知らないなんて人生損してますよ!と水琴は軽くルールを説明する。


 「…ということで、早く自分のカードを無くした人が勝ちってゲームです」
 「へェ。面白そうだな」
 「カードの切り方次第でいろんな戦略立てられて楽しいですよ!」

 ルールを理解したクルーたちが乗り気になり水琴も楽しくなってくる。

 「じゃあゲームは大富豪で決定。人数多いからローテーションね。
 はい、最初やる奴テーブル付いてー」

 最初は見本を見せるということで水琴が席に着く。その周りに参加しないクルーが集まってきた。

 「みなさん、見るのは良いですけどカードばらさないで下さいよ」
 「大丈夫大丈夫。あれ、水琴8ってなんだっけ」
 「だから、しーっ!」




 わいわいと言いながら久しぶりの大富豪を楽しむ。





 「8切りで、上がり!」
 「うわー!ずりィ!」
 「こう見えても大富豪は得意なんです」

 一番に上がった水琴はふふんと胸を張る。

 「なるほど、8ってあんな使い方も出来るんだな」
 「中途半端なカードばっか残すと最後厄介だな」

 見学しているクルーは感心しながら戦略について議論し合う。
 そして何回か繰り返したところでハルタが声を上げた。


 「良い感じに盛り上がってきたねー。そんじゃ、ルールも理解してきたところで本気出してくよ」
 「え、どういうことですか?」
 「次から大貧民の奴は罰ゲーム!内容はくじ引きで」


 「「えぇぇぇえええ??!!」」


 


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