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【ONEPIECE】恵風は海を渡る【エース】

第102章 船医







 あの人との最初の記憶は、冷えた身体に染みこむ温かな熱だった。
 実の親のことはほとんど覚えていない。捨てていったのか、ならず者に殺されたのか、ただはぐれたのか、それすら定かではなかった。
 だけど、そんなことはどうでもよかった。

 __行く当てがないなら、うちへおいでなさい。

 俺にとっては、あの人が唯一の家族だったから。








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