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【ヒロアカ】folklore

第24章 始まりの終わり 終わりの始まり



8月中旬。夏休みも終わりに近づく時期に私と百ちゃんは家を出る。晴天を背に建つできたての建物の前で1年A組が久々に全員集合した。目の前に建つ建物は雄英敷地内、校舎から徒歩5分の築三日。

【ハイツアライアンス】

これから私たちの新たな家になる建物だ。


「とりあえず1年A組。無事にまた集まれて何よりだ」


相澤先生がそう言うとクラスの皆も集まれたことを喜ぶ。そんなお祝いムードの空気の中で相澤先生が手を鳴らし注目させる。


「さて…これから寮について軽く説明するがその前に1つ、当面は合宿で取る予定だった”仮免”取得に向けて動いていく」


たくさんの出来事があったので頭から抜けている人が多かったのか思い出したように仮免許取得の話にザワつきを起こす。そしてそのザワつきを相澤先生が遮る。


「大事な話だいいか。轟・切島・緑谷・八百万・飯田この5人は”あの晩あの場所へ”爆豪と言救出に赴いた」


改めて聞かされた話に私はギュッと手を握る。皆も初めて聞かされたのか目を見開き相澤先生に名前を挙げられた5人を見つめた。


「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ。色々棚上げした上で言わせて貰うよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は、爆豪・言・耳郎・葉隠以外全員除籍処分にしてる」


その後も相澤先生の話は続き、みんなの間には重い空気が流れたが爆豪くんのぶっきらぼうな気遣いに多少緩和され相澤先生の後ろに続き建物の中にへと入って行った。






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